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3年目、ますます広がる交流の輪
高崎経済大学の学生たちにとって、欠かせない場所になりつつある人気スポットがある。キャンパスから2~3分の距離にあるコミュニティスペース「0号館」だ。実はこの施設、学生が中心となって、古民家を改修し、運営を行っている。運営団体である一般社団法人0号館の長井佳歩代表に話を聞いた。
1)2)の状態の建物が、古民家の温もりを残した、コミュニティスペースへと生まれ変わった
2)改修前は床も一部しかないような状態だった
学生たちに交流の場を提供
「0号館」は、築100年、20年以上放置されていた古民家を持ち主から無償で借り受け、リノベーションしたコミュニティスペース。「ただ学校と自宅を行き来するだけの生活はもったいない。学生が集まり、様々な交流を持てる場所をつくりたい」という思いからつくられた施設だ。実際、取材時にも6、7人の学生がコミュニティスペースで歓談していた。建物は、カフェスペースとコミュニティスペースから成る1階部分、会議スペースとギャラリースペースから成る2階部分で構成されている。1階部分は、学生同士や地域住民が普段から気軽に立ち寄り、交流するスペース。カフェでは1杯100円からドリンクを提供。コミックの共有棚などもあり、学生のちょっとした時間潰しには格好の場所になっている。さらに、不定期ではあるものの、「ばくだん焼き本舗」のたこ焼きなど、飲食店による出張販売も行われている。
また、希望者に対する場所貸しも行っており、ゼミの打ち合わせから就活セミナー、各種ワークショップなど様々なイベントが開催されている。同団体が主催する年2回の「キャンドルナイト」は、100人以上が参加・来場するほどのにぎわいだ。

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