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- > 築60年の空き家を活用した「アーティスト村」誕生
小川が流れ、緑に囲まれた神奈川県谷戸・田浦泉町に芸術家が暮らす「村」がある。横須賀市が2018年度から開始した空き家活用事業「アーティスト村」だ。無人の古びた長屋が密集するこのエリアで、芸術家の地域活動によって活性化を目指す。初の住人は縄文土器作家の薬王寺太一氏。詳しい話を横須賀市都市部まちなみ景観課企画担当の安田憲二課長補佐、菅野翔太氏、薬王寺氏に聞いた。
1部屋29平米、よもぎ色の平屋全6戸の長屋を改修。2019年度は2人目の芸術家を誘致
同事業では1960年頃に建てられた「市営温泉谷戸住宅」を段階的に改修して活用する。1部屋29平米、全6戸のよもぎ色をした平屋の長屋では、全部屋の床や内壁、中の柱や天井を撤去。薬王寺氏の居室1部屋のみが施工済みだ。また、現在同氏の教室兼工房として2部屋を改修しており、現しになっている木の梁やコンクリートの壁などが特徴的。作業は市連携協定を結ぶ関東学院大学の「KGU空き家プロジェクト」の学生が、毎週1、2回の頻度で行っている。床張りなどを手掛けており、今後は壁や屋根の塗装なども進める。
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