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古民家鑑定士資格も推進
新潟県を中心に、新築年間約40棟とリノベーションを10件以上手掛けるフクダハウジング(新潟県新潟市)は近年、古民家再生に力を入れている。昨年から古民家再生ツアーを開催し、古民家鑑定士資格の取得も進める。さらにOB顧客の生の声を聞く機会を設け、リノベーションをイメージしやすくする取り組みも始めた。
実際の古民家再生事例。部屋中央に囲炉裏を残し、天井を開いて古い梁を現しにした
改修費用は数千万円超
古民家再生事業では、主に築100年超の家がターゲット。一回で数千万円の改修になる。
大型改修が実現可能なのは、技術力だ。 例えば耐震化。古民家の基礎は石場立てが多い。これを同社では、石をジャッキアップして、新しいコンクリートで既存の基礎を補強して、耐震性を増す。
傾いた柱はワイヤーで直すことも行う。間取り変更にも柔軟に対応。柱と梁は基本残すが、間取りを変えたい場合は、柱と梁を入れ替えることも行う。 古民家ならではの「美しさ」「個性」を極力残す。 例えば、ある築100年以上の古民家再生では、天井を壊した際に古い梁が出現。これを見せるようにした。

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