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《リノベーション物語》寺社仏閣をイメージしたオフィス、25メートルの参道は気持ち切り替えるきっかけに

《リノベーション物語》寺社仏閣をイメージしたオフィス、25メートルの参道は気持ち切り替えるきっかけに

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リノベーション物語ロゴThink Lab

 武蔵野美術大学図書館などをデザインした人気建築家・藤本壮介氏が設計したコワーキングスペースが「Think Lab(シンク・ラボ)」だ。運営はメガネメーカーのJINS(東京都千代田区)。参道を模した入り口を作ったり、パソナ・パナソニックビジネスサービス(大阪府大阪市)の提供する緑化サービス「COMORE BIZ(コモレビズ)」が、初めて採用されたオフィスだ。

Think Lab 参道を模した入り口左:参道を模した入り口。高野山を参考にし、実際に現地で研究した
右:棕櫚竹の高さもバラバラ。上から吊るされているライトも、時間によって明るさが変わる

参道を模した入り口、棕櫚竹は約200鉢

 最大の特徴は、寺社仏閣をイメージしていること。入り口には参道をイメージした廊下が約25メートルあり、床は花崗岩の床材をランダムに張り、石畳にした。両隣は黒の玉砂利が敷かれ、幅は人が1人通れるほどしかない。

 壁は黒で統一し、照明は下からの間接照明でほの暗さを演出。無音で靴の音が反響する。 さらに、高野山の檜の香りをアロマで再現。帰り道も参道を通り、仕事から日常生活へ切り替える。

 寺社仏閣をイメージしたのは、仕事に集中するためだ。

 「寺社仏閣に入る場合、参道から鳥居、本殿を通り集中力が増します。その際、適度な緊張感を持つ方が多いはず。オフィスでも同じように、参道を通って仕事モードに切り替えられるようになっています」(パソナ・パナソニックビジネスサービス企画部事業開発チーム事業開発マネージャー・鈴木章太郎氏)

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