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リノベーション住宅推進協議会(本部・東京都渋谷区)は、「リノベーション」の啓蒙活動のためのイベント「リノベーションエキスポジャパン2012」を9月16日から11月11日まで、全国7カ所で行っている。今年で3年目。9月29・30日には、東北(会場・宮城県仙台市)で初開催となった。

展示スペースでは若い夫婦の姿が目立った。
1年遅れのスタート
「震災があってみんな手が回らない状況でしたが、11社に『東北でリノベーションを普及させたい』と賛同していただき、イベント開催にこぎつけました」。こう話すのは東北支部長を務めるリフォーム会社、エコラ(宮城県仙台市)の百田好徳社長。当初は、昨年の4月に発足予定だったが、東日本大震災の影響で1年と2カ月延び、今年の6月に東北支部が発足した。
イベント会場は、アパレルショップが立ち並ぶ仙台市青葉区中央にあるビルの1階と3階。1階では、会員企業のそれぞれのリノベーション事例や独自工法などを展示した。子供連れの30~40代夫婦の来場が目立ち、2日間で約200名が訪れた。
共同セミナー実施
3階では「リノベーション学校特別授業」と題して、2日間で計12のセミナーが開催された。
仙台市内では珍しい、マンション再販事業を手掛けるアージュは、濱端隼人課長が「リ・フォルム」という商品について解説を行った。「3年間で100戸ほどが売れています。人気の理由は、中古でも全面リノベーションされ、家具もインフラの保証も付いてくる。従来の単なる中古は古く、リフォームの手間もかかるが、そういう不安を払拭しているところが魅力」(同課長)
また、新築・リフォーム、建材販売などを行う北洲の佐藤洋一営業課課長は「プラスアール」という独自の戸建てリノベーションの魅力について語った。「耐震性能は等級1、断熱性能は次世代省エネ基準まで高める。安心と快適性がまず備えられ、それからライフスタイルに合う間取りや内装を作る。これが私たちの考えるリノベーション」
アート&マテリアルの吉田浩利社長は学生とともにマンションの一室をリノベーションしたエピソードを披露。また、イベントに合わせて3つのマンションでオープンルームも開催した。地元企業のセミナーでは、その他に、木村マーキング、エヌズクリエイト、アイクルール、インファクトなどの担当者が講演。
それぞれ会員はライバル企業でもあるが、地元仙台の住宅市場の活性化に向けて一致団結。「年に1回だけ集まるのではなく、もっと協力してリノベーションの魅力を伝えていきたい」(エコラ・百田社長)
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