京町家の全面改修を手掛ける京ぐらしネットワーク(事務局・平安建材、会員工務店17社)は、昨年1月からモデルハウスとして活用してきた東寺西にある物件を10月から2500万円で販売する。同ネットワークが京ぐらし情報センター株式会社を設立し、宅地建物取引業免許を取得して販売を行う。

京ぐらしオリジナルの水回り仕様や太陽光発電を搭載した東寺西モデルハウス
物件は2階建てで延べ床19坪。地元の木材を使用し、外観を含めて京町家を再生している。水回りなどではパナソニック、TOTOの最新設備を導入しているほか、太陽光発電はパナソニックの「HIT」を搭載し、年間12万円の発電量を確保している。
モデルハウスとして公開してから現在までに、100名以上の一般ユーザーが予約制で訪れたほか、会員工務店が顧客を対象に見学会を行ったり、セミナー会場として活用するなどしてきた。
事務局の平安建材の担当者は、「会員工務店さんが、大型リノベーションを受注するケースが増えてきています」と話している。最初の上七軒、今回の東寺西に次ぐ第3弾のモデルルームの計画も現在進められている。
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