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不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営するネクスト(東京都港区)は、中古住宅の購入者と購入予定者を対象とした「建物検査」に関する調査報告を発表した。
中古物件に安心して住むための「建物検査」を知っている中古物件購入者の割合は20.9%に対し、購入予定者は26.0%。「既存住宅売買瑕疵保険」の認識については、購入者が20%、予定購入者は25.5%と、どちらも購入予定者の認識度が上回った。「購入者」は過去3年間以内に中古住宅(マンション・一戸建て)を購入した人を対象としていることから、3年前に比べ、中古住宅の建物検査や保険への認知度や関心が高まっている結果となった。
中古物件購入者で「建物検査」を知っている人のうち、実際に同検査を行った人や検査済みの中古住宅を選んだ人は約半分という結果だったが、実施した検査の満足度では、90%以上が「満足」または「やや満足」と回答している。
「あらかじめ検査済みの住宅が流通することを希望」と回答した購入予定者は44.8%、購入者では51.2%と半数を超えた。結果から、中古住市場において、検査を行うかどうかを消費者が選択するよりも、一定の規制により消費者の安全が確保された状態で中古住宅の販売を望んでいる傾向が読み取れる。これら法規定がない現状では、消費者に建物検査や保険のメリット、重要性を広報し、建物検査の普及が望まれる。
同調査はインターネットで、中古住宅購入者1000人、購入予定者1000人(全国)によって行われた。

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