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大学の教室や研究室をより快適で使いやすいようにリノベーションする動きが出てきた。このたびポラス(埼玉県越谷市)は東京大学の研究室を改修。学生が長時間滞在するにもかかわらず居住性が考慮されてこなかった教室が、居住性と快適性のある「共室」に生まれ変わった。
教室を「共室」に
ウォルナットを基調とした教授室。奥の壁面には国産杉材のパネルを利用
リノベーションしたのは、東京大学弥生キャンパスにある築63年の「理学部3号館」2階の教室。隣り合う2室を、教授室と学生の研究室にしつらえた。
指導・打ち合わせのほか来客対応もする教授室は、ウォルナットを基調とした落ち着いた空間にした。触覚・嗅覚・視覚で木を感じられるように、素足で歩ける無垢のフローリングや国産杉化粧板を使用。木造住宅で感じられるような木のぬくもりを教室に再現した。
また住宅設計におけるリビング・ダイニングをイメージしており、教授室前にはあえて談話できる給湯スペースを設置した。隣の研究室から学生が来訪する仕組みにすることで、教授と学生の交流の場を設けた。

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