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「YKK AP エクステリアスタイル大賞 2023」のリフォーム・リノベーション部門で北斗(愛知県一宮市)がゴールドスタイル賞を受賞した。今回は設計を担当した北斗のHealing Forest Garden 建設事業部、設計営業の原沙紀氏と建設事業部取締役部長の石原章良氏に設計のポイントを聞いた。
築50年空き家にプール施工
斜め設置で余白を生む
建物に対して斜め45度にプールを作ることで、余白を生かして庭を広く見せる
施工した庭の特徴はプールがあることだ。8×4メートルのオーダーメイドプールを作った。リビングからプールを見たときに、美しいと感じられるデザインにこだわった。プール水面をフローリングの高さから1段下げることで、リビングで座っていても、水面が見えるように工夫した。
プールは建物に対して斜め45度になるよう設計。余白を作り、リビングからの景観を重視するためだ。「8×4メートルのプールを付けたいというのが、お客様の要望でした。その時に、建物に対して90度に付けるのは庭の広さから難しかった。どうしたら付けられるか考え、斜め45度に付けることを思いつきました。45度にすることで庭が広く、綺麗に見えます」と原氏は話す。
庭は、もともと土だった場所にコンクリートタイルを敷き詰めた。雨や風で土埃がプールに入るのを防ぐためだ。プールの周りにも固い印象を避けるために植栽を配置。「リビングから見た際に、目の置き場を壁や塀ではなく植栽にすることで、緑に囲まれた庭に見えるようにしました」と石原氏は話す。庭には他にもジャグジーやシャワー、サウナを付けた。

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