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アイドルが空き家を改修?!「AKY48公共圏」が大賞

アイドルが空き家を改修?! 「AKY48公共圏」が大賞

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 リノベーション住宅推進協議会が主催していたコンペ「空き家問題を解決せよ!」の大賞が決定した。

 受賞作品は、東京電機大学大学院未来科学研究科建築学の小林洸陽氏、齋藤貴義氏が提案した「AKY48公共圏 ~アイドルとオタクがつくりだす空き家プロジェクト~」。AKY48

 空き家はアイドルの家、廃工場はイベント施設、廃校は劇場や運営事務局、空き倉庫はファンの交流場、といったように空きストックをアイドルの活動のための拠点として活用するというアイデア。ユニークなのはオタクは、自分の好きなアイドル推しメンに貢献するために、アイドルが住む空き家の改修をサポートする形でストックを再生していくというシステム。具体的には、日曜大工での家具作りや、壁・屋根のペンキ塗り、ガーデニング、内装デザインなど。これをアイドルと共に改修するという。街の空きストックが活用されて活性化していくことで、「この場所に住みたいという人が出てくる」と提案者の小林氏は話す。

 アイドル卒業後は、「聖地」としてアーカイブするか、再生済み物件として市場に流通させていく。

 内山博文会長は「空き家問題は、実は空き家ビジネスのチャンス。『AKY48』は、アイドルというキーワードが斬新だったこともそうですが、もしかしたらビジネスや地方活性化の可能性につながるものではないかと思いました」と話す。

 同コンペには全163作品応募があった。審査員は内山会長の他、スピークの林厚見共同代表、カルチャースタディーズの三浦展代表、ライフスタイルプロデューサーの村上萌氏、WIRED編集長の若林恵氏が務めた。

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