リフォーム、浄化槽保守点検、シロアリ防除などの事業を手掛ける富士コントロール(埼玉県久喜市)は地元の栗橋町住民からの依頼に対して30分以内に駆けつけて対応するサービスをスタートした。リフォーム相談、トイレのつまり、水漏れ、害虫駆除、建て付けが悪い扉の直しなど、生活の様々な困りごとに対応する。5分ほどで補修できる軽微な工事なら無償で提供する。

昨年、富士コントロール社屋を新設
これらの対応を行うために、浄化槽事業部門、法人向け空調工事部門、クリーニング部門などから5名を引き抜き、「栗橋班」というチームを作った。この班は他のエリアからのリフォーム依頼には対応せず、常に1人は社内に残って緊急出動できるように体制を整える。
小高正嘉社長は「中小、零細企業が生き抜いていくには、必然的にスキマ産業を狙わなければなりません。リフォームの分野では、ヤマダ電機などのような家電量販店やホームセンターが次々参入してきており、品揃え、価格では太刀打ちできません。価格はそこそこでも私たちは地元の方へスピーディにお伺いし、きちんとアフターもやる。こういうことでお客様の負担を減らして、地域の方に役立つ企業と言われるようになりたい」と話す。
同社のリフォーム売上高は年間2億3000万円ほど。今期(12月決算)は2億5000万円を計画している。

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