締固め効率を3倍にアップ
コンクリート工事業、左官工事業を営むフロアエージェント(東京都足立区)は、コンクリート床均しを自動で行うロボット「リバイブロボ」をこのほど開発。今秋からレンタルを開始する。
ボタン1つで操作可能
「リバイブロボ」は、ボタン1つで熟練工による均し作業を無人で行う。施工後のひび割れを軽減する、締固め機能も付加した点が特徴。これまで1000平米であれば熟練工10、11人工かかっていた作業が、6、7人工に収めることができる。
「このロボットの構想は1年ほど前からありました。私どものお客様はコンクリートのひび割れを懸念されている方が非常に多く、かねてから締固めの重要性を実感していました。でもこれまでの方法では、どうしても不均一な締固めになってしまいます。お客様の声に応えるためにも、締固めを均一にできるロボットの開発が急務だと考えました」(又吉雄二社長)
タンパー部分はボードの中央と両端部全体で均一の振動を与えられることから、ひび割れの原因となるコンクリート中の不要な気泡や空隙を除去することができる。従来式タンパーと比較し、3倍の加速度で高周波振動を与えられるため、ひび割れ抑制につながる締固め効率が約3倍向上した。
重量は126kgの組み立て式となり、持ち運びや楊重がしやすい設計とした。前方後方はもちろん、角度がずれても微調整はボタン1つでできる。
また、充電式リチウムイオン式バッテリーで動かすため、締めきった場所でも一酸化中毒の危険がない。均しモードや締固めモード搭載であらゆる建設現場に対応が可能だ。

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