デザイン会社の夏水組(東京都杉並区)が自社の内装プランニングの手法を教える講座「内装の学校」で、今年7月に入学した1期生5人の卒業式が行われた。
自分たちで物件の施工をする1期生たち
「画一的なプランニングしかできないことに限界を感じていた」。卒業生の1人、不動産会社グリップ(神奈川県横浜市)の北上賢太郎さんはそう話す。「内装の学校では、夏水組で施工した物件の仕様書を見ながら『夏水組流』の内装設計法や、魅力的に見える物件写真の撮り方などを学びました。学校で受けた刺激を社内にフィードバックすることで、他の社員の意識も変わりました。機能だけではない付加価値で物件をアピールしていきたい」(北上さん)
全8回に渡る講座の講師を務めた坂田夏水社長は「不動産業者や大家さんの考え方が変わってきている。DIYをする大家さんや、DIYの楽しさを入居者に伝えられる不動産業者も増えてきている。『内装の学校』もその流れの1つ」と語る。

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