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「失敗」を「チャンス」に変えよう!諦め...

「失敗」を「チャンス」に変えよう!諦めない商談で、無事受注に

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失敗から学べることもある! コラムの第11回~最終回~!

「失敗」を「チャンス」に変えよう!

「そうだ!もう一度行けるチャンスだ。ダメもとで工程表を持っていこう」

私のように失敗が多いと図太くなるのか、それを逆に「チャンス」と考え、一発逆転に成功したことがあります。失敗は確実に糧になっているようです。

あるVIP客の現地調査に伺った際、そのお宅の情報が書かれた資料とカメラを現場に忘れてきてしまいました。しかもそのお客様にはその場で「お宅の会社には、お付き合いで現調をしてもらうことになって。実はもう家を建てたところにお願いすることになっている。申し訳ないが、調査も形だけでいいよ...」と断られたばかりでした。ショックを受けて戻ってくると、今度は個人情報の漏洩につながるような大失敗をしたことが発覚したのです。

お詫びをして忘れ物を取りに行かねば、と電話を取った時、お客様の一言が頭をよぎりました。「この工事、年内に終わらないってその会社に言われたけど、そんなにかかるものなの?」

藁をも掴む気持ちで上司に相談に行きました。話を聞いた上司は、すぐさま電話で設計・施工担当者や施工店、問屋、あらゆる人に相談して、一気に工程表を書き上げてくれました。もちろん年内竣工予定の工程表です。

忘れ物を取りに行き、「年内竣工は可能ですよ」と工程表を渡すと、お客様の表情はぱっと明るくなり、「どうも信用ならないが...」といいつつも、一発逆転で工事をいただくことに。そして無事に年内で工事を終えることができたのでした。

その後も事あるごとに、「あんたはちょっと信用ならない」と言われ続けていますが、ご実家のリフォームをご紹介いただくなど、そのお客様とは長いお付き合いをさせていただいています。

Mrs.くりっきーのプロフィール

Mrs.くりっきー正面新築・リフォーム業界で20年近くリフォーム営業・プランニングの仕事に携わる。現在はリフォマガ編集部員として自身の経験や仕事術を全国の営業マンに向けて発信している。

Mrs.くりっきーの失敗談

第1回  現場で唖然...床の色が違う!思い込みと確認不足が招くミス
第2回 キッチン天板の搬入には要注意を
第3回 屋根塗装でのクレーム
第4回 「女性同士」の言葉に甘えてしまった結果...
第5回 節水トイレが節水にならない!?
第6回 塗装工事、サービスの掃除がかえってマイナスに
第7回 「足の踏み場がない!」床のリフォーム
第8回 天井に雨漏れ?実は〇〇〇でした
第9回 浴室床のバリアフリーで、隣家が丸見えに?
第10回 「提案内容に不満...」床を磨きだしたお客様 思い込みが招いた提案不足

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