空き家に関する講演会や相談会などの活動をするのが空き家活用プロジェクト(東京都新宿区)だ。活動は主に東京23区内を中心とし、講演会は2、3カ月に1度の頻度で行っている。清水貴仁代表理事は「重要なのは、空き家所有者が空き家をどうしたいのか気持ちを整理すること」と語る。
墨田区で行った講演会では、チャート形式の空き家の将来設計シートなども用意。「現在対象物件に居住中である」、「今後も長期間居住する意向である」といった質問を「はい」、「いいえ」で進めていくと、所有する空き家に適した対策が分かる。結果は「活用」、「管理」、「仲介」、「買取」、「メンテナンスしながら居住」の5パターンだ。活用パターンは住宅や物置として貸し出しすることで賃料収入を得られるなど、パターンごとのメリットやアドバイスを説明。また、墨田区の空き家候補物件や実態などのデータも提示する。

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