一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会(略称JRD・東京都中央区)は災害時の住宅復旧活動に注力している。このほど、一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会(JERCO・東京都中央区)と連携した活動を始めた。
右が全日本災害住宅レジリエンス協会の鈴木淳一本部事務局長、左が日本住宅リフォーム産業協会の相馬康男事務局長
900社が登録
JRDは、災害時の住宅の機能復旧などを目的とする全国組織だ。被災住宅の応急処置対応や、損害範囲の調査などを行っている。登録事業者数は現在約900社。「激甚災害が発生すると、地元の建設従事者には地域からの依頼が殺到し、パンクしてしまいます。一方、そういった被災地で復旧工事を行いたい建設従事者もコーディネートがないと現地へ行くことができません。迅速な復旧工事をするために、そういった被災地と建設従事者を仲立ちする役目を担っています」とJRD本部事務局長の鈴木淳一氏は話す。
JRDは大手損保会社と提携をしている。災害が発生した場合、損保会社に保険の契約者から修繕依頼がくる。その依頼を受けて、同協会から修繕業者を紹介する。協会に登録している業者は修繕を行う。「修理業者を知らない消費者の方は多いと思います。そういった方々が悪徳業者の被害に遭わないように、良い業者さんを損保会社を通じて派遣しています」とJRD専務理事の髙木強氏は話す。
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