年商4億5000万円のあかい工房(兵庫県神戸市)は、古民家再生に注力している。5月期は6件の受注があり、2億円を売り上げた。平均単価は約3000万円。高単価の工事を受注するため、2つの工夫を凝らす。
築160年の生家を社屋に活用
1つは、築160年になる古民家を再生した社屋を活用し、所有していない人にも見せていることだ。「土間や壁に土が使われるなど自然素材に囲まれており、来てくれたお客様は落ち着くと言ってくれます。商談は自然と長くなり、雑談や困っていていることなども自然と引き出せます。社屋内の茅葺屋根の構造を見ると、迫力や浸水を防ぐ造りがわかりやすい。より物件探しに前のめりになってくれます」と赤井一隆社長は話す。

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