前年度比138%の売り上げに
竹内建設(北海道札幌市)が1000万円クラスの大型リフォーム件数を増やしている。今期は北海道独自の性能基準「北海道R住宅」仕様に住宅性能を高めるリフォームを19件実施した。それにより今期のリフォーム売り上げは前年度比138%の6億5000万円となる見込みだ。
同社は中古住宅を購入し、リフォームを行う一時取得者をメーンターゲットとし、性能向上提案を得意としている。その販促の要となるのがモデル住宅であり、中古住宅を改修した実物を見せることで、消費者に中古購入後にリフォームをする具体的なイメージを抱かせる戦略を取っている。
「先日2棟のモデル住宅を売却してしまったので、新たなモデル住宅を現在建築中です。従来と同じようにR住宅仕様の性能を持つことはもちろんのこと、J建築システム(北海道札幌市)が企画・開発したシェルターユニットバスを試験的に導入しました」(ホームウェル事業次長、井上望氏)
このシェルターユニットバスは、万が一の地震の際、逃げ込むためのシェルターの役目を担うもので、外側が強固な補強枠フレームで囲まれており、その技術は東京都の「安価で信頼できる木造住宅の耐震改修工法・装置の事例等」にも選定された。
断熱という生活する上での住まいの快適性のほか、災害時の安全性という新たな要素を今後PRしていく考えだ。

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