柴木材店(茨城県下妻市)は、年商14億6100万円の地場工務店だ。創業58年目。戸建て住宅の新築がメインだが、小工事を含むリフォーム工事も年間270〜300件ほど行う。うち95%以上がOBによる発注で、2億円ほどを売り上げている。3代目の柴修一郎社長は就任後、顧客データ整理と定期点検の2つの取り組みによりリピート率を伸ばした。
創業以来50余年、木の心地良さにこだわりをもって住宅の建築を行っている
データ管理でOBフォロー徹底
独自のクラウドシステムを構築
新築年25棟を受注
同社は、地域材を使った新築(住宅・非住宅)が事業の主体だ。新築住宅の平均受注単価は3800万〜4000万円ほどで、年間25〜28戸ほどを建てている。加えて戸建てのリフォームや小工事も行う。新築とリフォーム・小工事の売り上げ割合はおよそ6対1。リフォーム事業の売上高はおおよそ2億円だ。
現在、同社の新築以外の受注件数は毎年270〜300件ほど。そのうち95%が同社の手掛けた新築戸建てのオーナーだ。施工内容としては、建具の調整や間仕切り壁の作成、収納やテレビ台など造作家具の作成などの小〜中規模のものから水回りの設備機器の交換といった大きい工事まで行っている。単価も数万円規模から数百万円のものまでさまざまだ。

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