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不動産売買を中心とした住宅事業を営む三春情報センター(神奈川県横浜市・春木磨碑露社長)は横浜市港区に「バリアフリーマンションリフォームギャラリー」をオープンした。

改修後の間取り
横浜南部は近年、地域の高齢化が進んでおり、今後も高齢者の人口割合が増えることが予想されている。一方、住宅は大規模団地などが多く、それらは築後30年が経過しているが、バリアフリーの改修を行っている世帯は約8%にとどまっているのが現状だ。そこで同社では、築27年の中古住宅を購入し、バリアフリーリフォームを行った70代の施主宅を一定期間賃借。リフォームモデルルームとして公開を始めた。
室内は段差解消、手すりの設置、扉の引き戸化、車椅子対応の洗面台の設置など、高齢者の生活の支障となる可能性のある部分を全面的に改修している。トイレは入り口を2ヵ所設置し、車椅子でも通れる広い間口を確保。また、部屋の一角に収納つきの畳スペースを設け、足腰に負担なく利用でる工夫がなされている。
物件のオーナーは今回、モデルルームを提供した理由を次のように話す。
「私は開業医をしており、街の移り変わりを見てきました。私自身が実際に感じた不安を解消できた家を多くの人に見てもらうことで、地域全体で安心して、暮らしていけるきっかけになればいいと思います」
11月17日、18日には見学会を行い、約20組が来場した。来場者からは「段差につまずくことが増えたので、いずれリフォームが必要だろうなと思い、見に来ました」などと、バリアフリーリフォームへの関心の高さがうかがわれた。同社では今後も定期的な見学会の開催のほか、広く地域への告知を行っていく予定だ。
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