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大京グループのリフォーム会社、大京エル・デザイン(東京都渋谷区・海瀬和彦社長)は11月29日、オリジナル設備ブランド「LRIOR(エルリア)」を立ち上げ、第一弾の商品としてキッチンと食器棚を発売した。リフォーム専用の商材として、提案力を強化する考え。

独自ブランドのキッチンを開発し、提案の強化を図る
新発売したLRIORとは、大京エル・デザイン(L-Design)のLとインテリア(Interior)を合成した造語で、デザイン性の高さを重視したオリジナルの住宅設備。今回発売したキッチンと食器棚は、高級感のあるUV塗装仕上げの扉面材を使用している。基本色はレッド、ホワイト、グレージュ、ブラックの4色ある。機能面では、静音レールを引き出し収納に採用したり、油汚れも落ちやすい整流板付きレンジフードがあったり、その他、水はね音を抑える静音シンクも付いている。
販売価格はキッチン(I型、幅2100サイズ)で53万7,000円~。食器棚(幅1200サイズ)は28万7,000円~(価格には標準工事費、既存キッチン処分費込み)。
開発の背景には、同社がリフォームを手掛ける中で「『高級感のあるデザインと機能性を備えていて、値段もお手頃な商品はないか』といった要望が寄せられていた」(大京・グループ経営企画部広報室、河守仁志氏)。
質が高く割安な商品を独自に開発することで他社と差別化し、リフォーム営業の?武器?としたい考え。販売戸数については未定。
同社ではキッチンリフォームを提案する際に、一般的に流通しているメーカー製のキッチンの他、大京が新築マンションに採用しているオリジナル商品「エルズキッチン」、さらにはヤマハリビングテックと共同開発した「エルズパックコラボ」といった商品も持ち、幅広い提案メニューがある。今回のエルリアを追加することで、さらに提案バリエーションを増やす。
新商品は同社の東京ショールーム「aratana(アラタナ)」に展示。今後、第二弾として洗面化粧台等、水回り商品の開発を進めていく。
同社の前期リフォーム売上高は31.5億円。

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