ケイアイスター不動産、会費ポイントをリフォームに

OB向け会員制度開始

ケイアイスター不動産（埼玉県本庄市）は6月から、同社の住宅購入者を対象とした会員制度「KEIAI 家サポ」の申し込み受付を開始した。同社が販売する住宅を対象に、住まいのトラブルなどに24時間365日で一次対応するほか、購入後25年まで5年ごとの住宅点検と、点検結果報告書の開示や個別相談を行う。

支払費用の110％をポイント還元

年会費は1万2000円で、毎年1万3200ポイントを失効期限なく付与。ポイントは同社が手がける住宅関連の追加工事やリフォーム工事の際、総額100万円以下は5％、それを超える場合は10％分を上限に支払いに使用できる。

同社は昨年で5400棟以上を供給しており、供給棟数は年々増加。増え続けているOB客に向けたサービスを強化しており、その一環で新サービスを開発した。

現時点で同サービス開始前に販売済みのオーナーは対象外だが、来年をめどに全オーナーへの適用も検討している。戸建ては竣工後10～15年が経てば塗装を含めたリフォームや不具合の修理などが必要になるため、同社としてはOBへの会員制サポートシステムを確立することで、アフターサービスやリフォーム工事での囲い込みも目指す。　

「これまで以上に手厚く継続的にお客様とつながることで、引き渡しを終えた戸建ての資産価値をしっかりと保ちたい。またサービスが浸透すれば住宅購入のきっかけづくりや、業界全体への波及効果も見込めるのではないか」（ライフサービス課・後田博幸係長）

ライフサービス課　後田博幸 係長