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不動産直販プラットフォーム「フリエ」を運営する FLIE(東京都渋谷区)は9月にアプリでマンションの完全セルフ内見を実現する新サービス「Smaview(スマビュー)」の実証実験を開始すると発表した。中古マンションのリノベーション事業を展開するインテリックス(東京都渋谷区)とエフステージ(東京都文京区)が所有する物件でスマビューを導入。2023年の本格的なサービス提供を目指す。
アプリでマンションの完全セルフ内見を実現する新サービス「Smaview(スマビュー)」
同サービスは、独自開発のセンサーを搭載したロック解錠機器「スマビューボット」等をマンションに設置し、専用アプリでエントランスのオートロックと部屋のドアロックを解錠するというもの。導入に際し、マンションでの設置工事は不要。ドアノブタイプの鍵や音声タイプの古いインターフォンには設置できないが、約8割の物件で対応可能だ。
買主は不動産プラットフォーム「フリエ」から内見予約し、当日は現地に直接訪問し、専用アプリでロックを解錠する。営業担当者は同席しないので、自分のペースで自由に室内を見ることができる。
売主は、営業担当者の同行が不要となり業務の効率化が図れる。榎本亮太社長は「遠方の物件や日程調整ができず、これまでお断りしていた問い合わせにも対応できる」と、同サービスの導入により、案内件数の増加が見込めると話す。
年内は無償だが、実証実験終了後は商用化に向けてスマビュー事業単体での収益化も検討している。また、アプリで物件資料が見られたり、内見中にお客様からの質問に回答したりする機能を開発中だ。さらに「今後はアプリ内で、室内の見る順番やチェックポイントも表示させたい」(榎本社長)と話す。
榎本亮太 社長

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