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断熱材を使ったり、省エネ性能を向上させた全面改修を行った場合、新築建て替えを行った場合に比べてライフサイクルCO2の排出量が13%少ない。さらに太陽光を載せた場合、約15年も早くカーボンニュートラルを達成できる―。リノベーションブランド「新築そっくりさん」を提供している住友不動産(東京都新宿区)が、東京大学と武蔵野大学と共同研究を行い、立証した。
30年間運用した場合のライフサイクルCO2排出量は省エネ性能を向上させた全面改修を行った場合が一番少ない
まず同社では、省エネ性能を向上させた全面改修を行うことでライフサイクルCO2排出量を減らせることを検証した。ライフサイクルCO2とは、モノが生まれてから廃棄されるまでの一連の流れの中で排出されるCO2全てのこと。新築建て替えもしくは全面改修を行い、家を30年間運用した場合で計算した。その結果、CO2排出量が一番少ないのは、省エネ性能を向上させた全面改修を行った場合だと証明された。省エネ性能を向上させる全面改修を行った場合のCO2排出量は117トン。新築建て替え時の排出量は132トン。全面改修の方が約13%少ない。

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