花菱不動産、都内23区の築古・駅近物件に注力 年間157件販売で売上高58億円に

東京、神奈川エリアを中心に買取再販事業を展開する花菱不動産（東京都渋谷区）。一昨年あたりから拠点を東京都内に注力。「高値でも積極的に仕入れる」という戦略で件数を着実に増やしている。2024年7月期は販売件数157件、売上高は約58億円。前年の51億円から約13％の増加だ。

仕入れ平均2600万円

リノベの仕様はある程度パターン化するが、個性も取り入れる

2009年の創業から数年間は、主に神奈川エリアを中心に展開していた同社。その中で都内における物件を扱うたび、売れ行きの良さを実感した市川勝久社長は、ここ1〜2年間で東京エリアの物件に特化した仕入れへとシフトチェンジ。取扱いもコンスタントに増えており、2024年7月期は販売件数157件（うちマンション154件、戸建2戸、土地1件）、売上高は約58億円だ。