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ハウスプラザ、「中古仲介+リフォーム」開始初年度100件の契約を目指す

ハウスプラザ、「中古仲介+リフォーム」開始 初年度100件の契約を目指す

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 不動産仲介中堅のハウスプラザ(東京都足立区)は、6月より「マンション中古仲介+リフォーム」事業を開始した。ブランド名はh+(エイチプラス)。事業開始にあたり、5人からなる「マンション営業部」を立ち上げたほか、本社近くのマンション内にモデルハウスを新設。初年度は、年間100件の契約を目指す。

本社近くに新設したモデルハウス
本社近くに新設したモデルハウス。コンセプトは「家族に適合する家」。オリジナルの可動式間仕切り収納が2つ付いている点が特徴で、家族の増減に合わせて部屋の大きさ、数を自由に変えることができる。

 同社は足立区や葛飾区など東京の城東エリアを中心に8拠点を展開。昨年実績で年間17億4000万円の仲介手数料実績を持ち、9割が新築戸建ての仲介が占める。戸建て住宅の中心販売金額は3000万~4000万円のため、年収400万~500万円ではローン付けが厳しい状況にある。

 そこで、1000万円から2000万円台の中古マンションに300万~1000万円のリフォームを組み込む新事業を1年前から準備。物件とリフォームを合算した中心価格は同規模の新築マンションの6~8割である2000万~3000万円を想定している。

 中古マンション情報は、レインズのほか、同社に入る物件査定などから仕入れる。査定実績は昨年ベースで約300件。新築戸建て購入希望者の中には「中古マンションを売却し、新しく戸建て住宅を購入したい」というケースも多く、300件の大半が中古のマンションだった。

 「6月には新社屋となるのですがそこに中古マンション用の応接もつくりました」(村上靖知経営戦略室室長)

 今後は来客に合わせた住まい提供を基本とし、新築よりも中古が適していれば新営業部に引き継ぐ。営業部では、物件選びからリフォーム提案、ファイナンスまで一貫して担当。設計事務所とも提携しており、デザイン面を重視した家づくりができる体制を構築した。

 同社の2013年5月期売り上げは25億3000万円。不動産仲介事業、分譲事業、中古買取再販事業を展開する。

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