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しあわせな家、「しあわせ創造20+」開始古い賃貸物件の空室対策

しあわせな家、「しあわせ創造20+」開始 古い賃貸物件の空室対策

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 しあわせな家(神奈川県横浜市)は賃貸リフォームの新サービス「しあわせ創造20+(トゥウェンティープラス)」を開始した。初年度100部屋の受注を計画。サービス対象は築年数が20年以上の古い賃貸物件を所有し、空室対策に悩むオーナー。サービスの特徴は対象となる物件を、借り主がDIYする余地を残したリフォームを行うというもの。

借り主が自分の好みで棚を取り付けられる
借り主が自分の好みで棚を取り付けられる

 具体的には、同社がキッチン、床、壁、天井などをリフォームするが、そのうち室内の壁1~3面分をDIY可能な領域として改修せずに残す。この残された壁は、賃貸人が自分でDIYできる。

 同社ではDIY用のメニュー「塗る」「貼る」「付ける」の3種を用意。「塗る」では、日本プラスター社の漆喰、ターナー色彩社のマグネットペイント、カラーワークス社の黒板塗料などから選べる。「貼る」では、壁に貼れる無垢材を用意。厚さは4ミリ程度なのでカッターで切断が可能。樹種は12種類。また、LIXILのタイル「エコカラット」、フリース素材の輸入壁紙も利用できる。「付ける」では、壁に棚が作れるキットなどを用意。また、施工用の工具はレンタルする。

 DIYの費用は借り主負担。DIYの内容にもよるが、費用の目安は1万~6万円程度。退去時の現状回復は必要ない。

 オーナーはDIY部分のコストがかからないので、その分改修費用を抑えられることがメリット。また、借り主も自分の生活スタイルや好みに合わせてDIYできるため、従来の賃貸物件に比べて自由度がある部屋に住めるメリットがある。

 山田篤社長は「仲介とリノベーションをセットにした事業を行っていますが、半分くらいのお客さんがDIYしています。潜在的なDIYニーズは高い。

 なお、施工した物件については管理も行っていく。

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