日本ガス石油機器工業会は3月6日、社員総会・理事会を開催し、新会長にノーリツの國井総一郎社長を選任した。ガス代表の副会長にガスターの渡辺尚生社長、石油代表の副会長にトヨトミの中村出社長が選任され、平成27年度の役員体制が決まった。
総会後の懇親会で國井新会長は、「製品安全化への対応」を最重点事業と位置付けた。その上で、Siセンサーコンロの普及台数が2500万台を突破してコンロに起因する火災事故が減少する一方、経年劣化や誤使用による事故が後を絶たないことから、「経年劣化前の取り換えの啓発を進めたい」と述べた。
さらに、登録率が40%程度の長期使用製品安全点検制度の対象機器について、ストックの登録が急務であることや、昨年末時点でエコジョーズ31%、エコフィール14%という高効率給湯器の普及率をさらに向上させたい、と語った。続いて、経済産業省商務情報政策局日用品室の髙橋正義室長も、祝辞を述べた。乾杯のあいさつには日本ガス体エネルギー普及促進協議会の幡場松彦会長が立ち、会は終始和やかに進行した。同工業会は、ガス石油機器、関連部品の製造、販売会社の会員と賛助会員あわせて105社を擁する(昨年7月時点)。

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