平板スレート屋根のカバー工法「C/guard(シーガード)」の販売で注目を集めているのが昭光通商(東京都港区)だ。同商品は本格的な販売を開始してまだ1年だが月間100棟まで拡大。目標販売月500棟を掲げて展開している。
A.専用の接着剤を既存のスレート板に塗る。
B.シーガードをスレート板の上からかぶせるようにして差し込んでいく。
塗装職人が施工に最適
同商品は、メンテナンス適齢期を迎えた平板スレート屋根の塗装に代わる選択肢を与えるカバー工法の商品だ。その最大の特徴は、施工の簡単さにある。施工期間は通常で2日間、慣れた職人であれば1日で施工を終えることができる。
施工の流れは次の通りだ。まず既存のスレート屋根の表面を高圧洗浄し、汚れを取る。乾いたところで接着材を塗布。商品で既存のスレート板を覆い、差し込むように施工する。
工程が少なく施工が簡単なことから、特殊な資格や長時間に及ぶ研修の必要はなく、これまで屋根工事に携わってきた職人がそのまま施工することができるというメリットがある。
「特に最適なのは塗装職人の方ですね。塗装用に高圧洗浄機を使いますし、屋根工事も慣れていますから」(生活環境本部・山下裕人住宅建材部長)
そのため、外装工事を受注したリフォーム会社が、そのまま協力会社の職人に施工させるという事例が増えている。新たに専門の職人を用意せず、既存の人材を生かすことができることから職人不足に悩む事業者にも非常に助かる商品と言える。
C.施工前の屋根。
D.施工後の屋根。既存のデザインを崩さずに施工することができる
従来品よりも3割安く
同商品は他社のカバー工法商品よりは3割安くなり、一般的な塗装

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