小松精練(石川県能美市)と東京大学工学部建築学科隈研吾研究室による共同プロジェクト「サスティナブル・プロトタイピング・ラボ」は9月26日、東京大学で「未来に向けた都市環境のアイディア」と題した展示・報告会を行った。
会場内には、多孔質セラミックスの「green biz( グリーンビズ)」や、熱可塑性炭素繊維複合材料「CABKOMA(カボコーマ)」が展示された。
グリーンビズには保水性能があり、この上に緑を植えると土の代わりに使うことができるため屋上緑化材として販売されている。これを路面に用いると、水を溜めておくことができるため下水に一気に流れることがなく、洪水を防ぐことができるという。さらに、地面自身が水を溜めることができるので温度を下げることができ、地球温暖化への効果も期待できる。隈研吾教授は「オリンピックの頃には、日本に訪れた人が思ったよりは暑くなかったと思ってもらえるような街にしたい」と語った。

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