長時間の上向き作業をサポート
中央大学初の大学発ベンチャー企業ソラリス(東京都文京区)は、上腕アシスト装置TasKi(タスキ)の販売を開始した。
上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」
長時間の上向き作業をサポートすることを目的として開発。本体重量は2.2kgで上着のように簡単に着脱ができ、長時間着用していても疲れにくい特徴を持つ。
タスキのサポートは作業時に肩よりも上に腕を上げ続ける際に、腕の重さを支える機能に特化している。一般的に2~4kg程度となる人の腕の重さの1kgだけをアシストする。支える力が強すぎると腕を下げる動きの妨げになるためだ。ばねの力を活用して、両腕を持ち上げるので、モーターなどもなく、電源も不要。雨などで濡れる心配のある屋外作業でも使用することができる。
「どの角度でもアシスト力は1kgと一定なので、動かし方によって補助力が違うなどの違和感もありません。腕の上下移動以外に、斜め方向などの稼働範囲に対応しているため、さまざまな作業に使用していただけます」(山田泰之取締役CTO)
装着方法は後ろから背負い、腰と胸のベルトを閉め、最後に左右の腕を補助部に乗せるだけ。慣れてくれば着用まで数十秒で行える。価格は11万5000円。
「今後はECサイト経由での販売を行っていきます。年間1000台の販売を目指します」(山田取締役CTO)

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