~米国リフォーム市場最新リポート 最終回~
有力企業の営業手法(2)
アメリカの最新リフォーム市場動向について、4回にわたり報告する。第4回目の今回はシアトルで取材した有力リフォーム企業Sockeye Homes(ワシントン州)の営業手法についてリポートする。
100近いコンテストトロフィーが同社のデザインへの信頼を高める
米国版「リフォームパック」登場
Sockeye Homesは西海岸の都市シアトルを中心にリフォーム事業を展開する有力企業。日本出身の酒井利英社長が創立して13年という若い企業でありながら、全米のリフォームコンテストでの受賞歴は100に迫る勢いで、成長著しい。年間の工事件数は約80 件でリフォーム売上は約4億円と高額なリフォームを中心に事業を伸ばしている。
シアトルで年に1回、マスタービルダーズ協会が実施しているリフォームを行った物件を複数開放して自由に見学できる「リモデルド ホームズツアー」にSockeye Homesも参加し、10月8日の土曜日に同社のリフォーム事例を公開した。他の参加企業が土日の2日間物件を公開しているのに比べ、1日だけの公開だったが160人もの見学者が詰めかけた。社員20人余りの会社だが、営業は社長1人。デザイナー2人と社長以外は職人という構成。
今回見学会を行ったシアトル郊外の住宅
見学会当日の様子。絶えることなく見学者が来場していた(上)
と、様々な角度から撮影した施工前の写真が現場には張り出されており、
beforeとafterが一目で比較できる(下)

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