《部位別リフォーム 断熱編》
省エネリフォーム軸に年商6億4000万円
「低燃費な家」を武器に、年間約6億4000万円を売り上げているのが棟晶(北海道札幌市)だ。リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016でも、省エネルギー化が評価され、800万円以下の部で最優秀賞を獲得した。そんな同社の齋藤克也常務取締役に、省エネ住宅リフォームについて聞いた。
北海道の厳しい寒さの中でも快適に過ごせる住まい
光熱費の見える化を実施
ポイントの1つは、リフォームによって光熱費がどのように変わるのかを具体的に提示すること。計算には「建もの燃費ナビ」のソフトを利用する。これは建物の光熱費を見える化する省エネ住宅設計支援ツール。
各部位の断熱パターンや開口部の寸法、断熱性能など必要なデータを入力することで、年間一次エネルギー消費の総量や内訳などが分かる。同社ではこれを元に、電気代やガス代を具体的に算出し、ユーザーに提示する。
例えば、前述のコンテストで受賞した住宅の場合。ユーザーからは、暖房のために使っていた薪の消費量を9立方メートルから3立方メートルに減らしたい、そして、室内に手を加えないでほしいという要望があった。

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