若い世代のユーザー獲得に
自社ショールームが提案の補助ツールにとどまっているリフォーム会社は多いだろう。そうした中、鋼商(長野県長野市)は、他では見られない商品を用意することで、以前は接点があまりなかったユーザー層の開拓に成功している。同社でリフォーム部門の責任者を務める島田和彦専務取締役に話を聞いた。
ショールームの中心にはダイニングキッチンを再現
「IKEA」の商品を目玉に
同社は昨年7月に広さ70平米のショールームをオープンした。同店の一番の特徴は、近隣の他社では扱っていない「IKEA」のキッチン関連商品を展示している点。長野県内には「IKEA」の店舗はなく、同店以外で商品を見るためには、東京や埼玉まで足を運ぶ必要がある。
主な展示品は、キッチン2台に洗面台1台、面材20種、取っ手約50種。加えて、棚やイス、テーブルといった家具も用意している。これらを求めて、ユーザーの来店は増加。以前は年に1、2台しかなかったキッチンの販売が、毎月1台になった。
また、昨年12月にホームページをリニューアル。「IKEA」のキッチンショールームを前面に出すとともに、イメージカラーである黄色をベースにクラフト調のデザインに仕上げた。これによって、それまではほとんどなかったウェブ経由の問い合わせが月間5件ほどになったという。

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