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ショールームオープンに800人が来場榮建リフォーム・システム

ショールームオープンに800人が来場  榮建リフォーム・システム

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大分県の榮建リフォーム・システムは大分県別府市に約110坪の不動産とリノベーションの総合ショームームをオープンした。2週に分けて5日間行ったオープンイベントには356組、801人が来場。即日60組の契約を獲得した。

4つのテイストで室内空間を再現
▲ショールーム内には4つのテイストで室内空間を再現

不動産+リフォームの提案を強化

「今までは中古住宅を買った方がリフォームをする場合、住宅購入時に予算が決まっているので100万円以内の最低限の工事が多かったのです。今後は新店舗で不動産とリフォームを併せた提案を資金調達と絡めて行い200万円以上の工事につなげて行きたいと考えています」(石田正人社長)

同社は3年前に不動産事業部を立ち上げ、中古住宅や新築住宅の仲介を開始した。今回のショールームオープンを機に、より不動産とリフォームを絡めた提案を強化していく。

オープンイベントは2011年10月8、9、10日の3日間を「リフォームフェア」、22日、23日を「不動産フェア」と、テーマを変え合計5日間にわたり実施。集客方法のメインとして約24万部チラシDMを配布した。そのほかホームページと地域コミュニティ誌への広告掲載、ポスティングにより、「リフォームフェア」に281組611人、「不動産フェア」に75組190人が来場した。


▲「不動産フェア」の集客チラシ

家具まで設置し生活空間を再現

「ショールームには自然素材、和のテイストなどのコンセプトで家具まで入れ込んだ4つの空間を作りました。お客さんのニーズと今回打ち出した内容、タイミングがうまく合ったことが集客につながったのでは」と石田社長は集客に成功した理由を分析する。

具体的な成果としては「リフォームフェア」で76組の現場調査依頼を獲得し、その中でキッチンやバスなど何かしらの商材の契約をした人は60組。さらに1000万円以上の工事要望も2件あった。また、「不動産フェア」では39件の案件が発生した。


▲タイルを使ったナチュラルなキッチンも

契約金額が20~30%アップ

今後は月1~2回のペースでイベントを開催していく計画だ。同社はOB宅などを回る訪問型提案からショールーム来店型の営業への切り替えにより、契約金額は20~30%、契約率も20%アップし約70%となった。ただ来店型の営業を行うためには安定的な集客が必須。「その点が今後の課題」と石田社長は話す。同社は前期、前年度対比115%の766億円売り上げを計上。今期は9億円以上を目指す。

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