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建物診断の基礎が身につく「建物アドバイザー」資格

建物診断の基礎が身につく「建物アドバイザー」資格

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≪ 建物アドバイザー認定講師の印南和行さん ≫
住宅情報ネットワーク(大阪府大阪市)が認定している建物診断資格が「建物アドバイザー」です。外壁や屋根、天井裏、床下、室内を点検して建物の劣化の有無を確認し、アドバイスができる人材を育成していくことを目的とした資格制度です。

建物アドバイザー

資格は2級と3級があります。まず3級ですが、建物点検時に使用する機器の解説や点検方法など基本知識を学ぶ座学です。一方、2級は建物点検ができるように実際の一戸建てを使って2日間の実地研修が中心となっています。劣化診断の基準は「既存住宅瑕疵保険の判定基準」や「フラット35の劣化診断基準」をベースにしています。

リフォーム会社がこの資格を活用するとなると、「OB施主に対する定期点検」、「新規顧客の受注単価アップを狙った建物劣化診断」という2つの使い方があります。2級建物アドバイザーの研修・試験をパスした方は、「判定基準マニュアル」「建物点検報告書」が活用できます。2011年秋から研修スタートしてすでに200人の方が受講しましたが、そのうち4割がリフォーム会社の営業マンです。研修は大阪で毎月1回ずつ開催しています。受講+試験費用は2級建物アドバイザーが12万6000円、3級は3万1500円です。

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