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【住宅リフォーム売上ランキング2018・2ケタ増収企業リポート(2)】

【住宅リフォーム売上ランキング2018・2ケタ増収企業リポート(2)】

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住宅リフォーム売上ランキング2018 TOP800

平均単価30%増、326万円に
フジホーム(東京都中央区)

リフォーム売上高:24.3億円
伸び率(対前期比):135

 フジホームは、24億3000万円をリフォームで売り上げ、前期比35%増と大幅な成長を遂げた。

 同社は、中古住宅の買取再販事業を展開するムゲンエステート(同)のグループ会社。主に再販物件のリノベーションを行っている。前期は、買取再販市場の活況に後押しされて、工事件数が2016年度の718件から26件増加し、744件となった。

 また、物件の大型化にともなって工事単価も上昇。16年度250万円だった平均単価は、326万円と約30%もアップした。

 現在、設計や施工体制の強化を進めており、今後はこれまでの工事で積み上げたノウハウを活用しながら、グループ外からの再販物件工事を積極的に獲得していくことで、事業の拡大を図る。


契約率アップに注力
山商リフォームサービス(東京都足立区)

リフォーム売上高:36.9億円
伸び率(対前期比):114

 リフォーム専門店として首都圏一円に展開する山商リフォームサービスは、新規出店など営業範囲をむやみに広げず、既存エリア内での契約率を上げて、増収を達成。今期のリフォーム売上高は、2割増の45億円超を計画している。

 具体的には、ブランディング政策の継続的な取り組み、特にチーム制による質の均一化を図り、単価アッップを実現。平均単価が、237万円から249万円に上昇した。

 また、ホームページの内容充実、多角的なメディア戦略等により、ブランドイメージ向上を図った。

 同社は、「ホームプロ」で2017年度の成約高トップを獲得しており、マッチングサイト活用も強みの1つ。


新卒強化、リフォーム人材47人に
不動産SHOPナカジツ(愛知県岡崎市)

リフォーム売上高:22.0億円
伸び率(対前期比):134

 不動産SHOPナカジツのリフォーム売上高は34%増の22億円だった。リフォームは不動産仲介とワンストップで提案している。新築分譲がメーンで年商は151億円。

 成長のポイントは3つ。1つ目は新卒採用の強化。前期は会社全体で50人採用し、リフォームに7人配属。リフォーム社員数は47人になった。2つ目は店舗の拡大。リフォーム拠点を1つ、不動産仲介の拠点を3つ開設した。

 3つ目は人材育成。期初にスタッフが取り組むべきアクションプランを策定し、計画的な行動体制を作った。

 山口博史取締役は「人材採用、育成には今後も積極的に取り組んでいく予定です。今期はリフォームで25億円を計画しています」と話す。


給湯器ネット販売、年1万5000件に
キンライサー(大阪府吹田市)

リフォーム売上高:26.4億円
伸び率(対前期比):150

 ネットで給湯器販売を行うキンライサーは50%増の26.4億円と大幅増収となった。年間工事件数は1万5000件。

 関西、関東でテレビCMを行った結果、知名度が向上し集客が増えた。

 また受付時間を24時間対応に変更したことで見積もり数が35%増えた。対応する営業マンも30%増員。

 見積もりに対応する内勤スタッフの教育も強化、対応スピードと受注率が大幅に改善。35%増となった。

 さらに、兵庫県の姫路市と神戸市、大阪府堺市に倉庫付き事務所を開設したことで施工対応件数が増加した。工事車両数も50%増やした。

 今期はバス、キッチン、トイレ、エコキュート強化で45%増収を計画。


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