リフォームプラザ(東京都杉並区)は3カ月に1回、営業マン20名にペーパーテストを行っている。「私の会社では1年前から毎月1回、2~3時間ほどの研修会を行うようにしましたが、この研修内容が実際に頭の中に入っているのかということを確認するのがこのテストになります」(富田義秀社長)。
例えば最近行ったテストの問題は以下のようなものが並ぶ。
- 「Q1、塗料の主成分は?」
- 「Q2、モルタル壁、タイル壁、トタン屋根のそれぞれの診断方法は?」
- 「Q3、6種類の日本ペイントの塗料商品名は?」。

100点満点の"リフォームテスト"
富田社長は「営業マンとしてのレベルを上げるためには、売り方を教えるロールプレイイング研修は大切ですが、それはもう従来の方法。今はそういうものだけでは売れません。きちんとした知識を身につけることが基本」と話す。また、違法な営業につながらないように、法令についての問題も盛り込む。例えば法改正のあった足場組み立ての新ルールについての穴埋めクイズや、適正なクーリングオフの条件を答えさせる問いもある。
テストは100点満点で点数がつけられる。メリットは個人のスキルアップにもつながることだが、社長・役員らが営業マンの能力を定期的に把握し、指導に当たることができること。良い点が取れれば特別なインセンティブがあるというわけではないが、悪い点の場合は、上司が個別で指導を行う。同社は設立10年目でリフォーム売上高は12億円。さらに売り上げ拡大のため教育に力を入れていく。

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