小川バリアフリープラン(茨城県つくば市)は介護保険を使った住宅改修と障害に対応するバリアフリーリフォームの専門店で、年間約200件を手掛けている。社員はおらず、小川仙月社長ひとりが各専門の職人と組み、つくば市と土浦市を営業圏として仕事をしている。
販促活動を特に行わない代わりに、地域の看護士や介護士らと定期的に勉強会を開き、常に情報交換を行っている。「たとえば、お年寄りはなぜ床で転倒するのかといったテーマを話し合います」(小川社長)。
同社長によると、現在各メーカーが開発提案する滑りにくい床材も、どの程度滑りにくいのかがカタログから読み取れない。サンプル帳に足を置くわけにもいかず、高価格商品ほど滑りにくいとも限らないという。
一方、バリアフリーすなわち"段差解消"と連想するが、それは"幻想"に過ぎないと話す。「段差をなくすのは実際大変です。私は"手すりの設置"でこの問題の7割は解消できると思っています」(同社長)。
今後は「認知症」についての研究も深めていきたいとしている。

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