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耐震・高断熱リフォーム積極推進ファミリ工房東北

耐震・高断熱リフォーム積極推進 ファミリ工房東北

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ファミリ工房東北(宮城県仙台市泉区)では、震災前から取り組んでいた「耐震補強」「断熱改修」「オール電化」を現在でもフルリフォームの際に必ず提案することにしている。

震災直後に仙台市では電気、ガス、水道のインフラがストップし、電気と水は1週間で回復した。同社がリフォームしたある施主宅では耐震補強で評点1.4まで性能を上げ、断熱性向上、オール電化、さらに蓄熱暖房機もつけていた。電気の復旧が早かったことから、すぐに入浴できるようになり、親戚やまわりの住民にも風呂を貸したという。「借りた人の数は70名を超えたそうです。お施主さんはみんなに喜ばれ、感謝されたそうで、私もこういうリフォームが大切だと改めて実感しました」(藤木武人社長)。

一方で、当時震度6強の地震が起きた宮城県亘理郡にあった築80年の家も、同社が耐震評点で1.2まで向上していたため、大きな被害はなかった。
震災以降、地元仙台市では復興需要に沸き、職人が不足している。同社では昨年1年間で5名の職人を正社員として雇用した。
「例年、冬場は閑散となるものですが、今年は5月の連休まで工事が埋まっています。フル活動で現場をおさめるには安定的に職人に動いてもらう必要があり職人を社員にしました。もうすぐまた一人入ってきます」
職人を含め社員一同、夏場に向けての省エネ改修に全力を上げる。

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