・第一カッター興業は、インフラ等に特殊な切断や穿孔を施す技術で業界トップ
・空港の滑走路等、特殊な施工を要する場面にて活躍
・高度経済成長に建設したインフラが更新時期を迎えているため、今後の活躍が期待
「切る・はつる・洗う・はがす・削る」
第一カッター興業(神奈川県茅ヶ崎市)は道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道、空港などの切断・穿孔(せんこう)工事を行うトップ企業だ。工業用ダイヤモンドでアスファルトなどを切るダイヤモンド工法に、超高圧水の力でコンクリートなどを破壊するウォータージェット工法を加えて、建築物の解体、洗浄まで事業領域を拡大。老朽化したインラストックの更新需要を追い風に、事業伸長を目指す。
高橋 正光 社長
1971年7月生まれ、神奈川県出身。1995年大東文化大経済学部卒、第一カッター興業に入社。2008年取締役、2013年常務、2016年専務を経て、2017年9月、同社代表取締役社長に就任(現任)。
同社は、土木や設備、建築などの公共・社会インフラ全般に対し、特殊な切断や穿孔を施す技術で業界トップ、唯一の上場企業だ。また設立当初から全国展開を進め、現在、営業所とグループ会社で北海道から沖縄までの全国の現場に対応している。
事業別では、主業の切断・穿孔工事事業が完成工事高の86%を占めるほか、ビルの給排水設備等のメンテナンス事業が約2%、連結子会社のムーバブルトレードネットワークス社が行う中古スマートフォンやタブレット等のリユース・リサイクル事業が約13%となっている。
「当社は、ダイヤモンド工具でアスファルトやコンクリートを切る会社として設立しました。50年以上たちますが、道路や橋、建物など構造物の"切り屋""壊し屋"というニッチな業態であることは変わりありません」(高橋社長)
切断・穿孔技術は、生活、輸送、産業インフラのリニューアル・リノベーションに欠かすことができない。

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