・えそら合同会社は、「インテリア」をテーマに座談会
・親の家具や子供の生活用品等、増えたモノの対処に困る
・プロのインテリア提案が十分でない等、理想のインテリアが実現できない理由
日本は欧米諸国に比べて部屋のリフォームや模様替え、インテリアへの投資が少ないとされている。理由は何か。本紙編集部とコンサルティング事業を手掛けるえそら合同会社(東京都渋谷区)は「インテリア」をテーマに座談会を開催した。子育て世帯の女性に参加してもらい、インテリアへの興味や部屋の模様替え・リフォームについて語ってもらった。
左:Tさんは築16年の戸建て住まい。4人家族
右:Rさんは築50年の中古戸建てを購入。リフォームも2回実施
お掃除のプロに頼みたい
座談会には40代の既婚女性2名が参加。Tさんはベージュやオフホワイトといったカラーで部屋全体のコーディネートを心がけてはいるものの、理想の空間ではないと話す。その理由の1つは「モノが捨てられない」からだという。「両親から譲り受けた洋服ダンスが捨てられないんです。これがけっこう幅を取っていて目立つ。インテリアのプロよりもまずはお掃除のプロに相談した方がいいのかもしれない」と話す。
また増えたモノの対処にも困るという。「子供が小学生に上がると、ランドセルや教科書といった子供のものがどんどん増えていきます。こういうモノをきちんと収納できないと、溢れてくる。やっぱり結婚して、子供ができてからはモノがぐんと増えましたので、前よりはインテリアにだんだんと興味が無くなっていきましたね」
えそら合同会社のプランナー、小野寺陽子さんも似た経験があると話す。「リフォームする際に母が、今ある家具は捨てたくないと言うんです。どうせリフォームするならと思い切って家具を全部作り付けのものに変えてしまったんです。その結果、母は『娘のおかげでこんなにすっきりした家ができた』と周りに自慢するくらい大喜びでした」(小野寺さん)
部屋干しもネック
これまで2回のリフォームを実施し、部屋の改装・インテリアに関心が高いRさんも同様の悩みがあるという。「モノが捨てられないのではなくて、モノをしまう場所がないんです。例えば、うちの子供はサッカーをやっているのですが、汚れたリュックサックを背負ってかえって来る。玄関に突っ張り棒を使って、リュックサックをかけられるようにしたのですが、目障りなんです。リフォームする時に収納ができるスペースを増やせば良かった」

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