オネストクリーンサービス(千葉県千葉市)はOB顧客を訪問する専任の営業人員を配置。今期から約1600件ある既存客のフォローに力を入れ始めた。

▲インターネットの強化でリニューアルしたオネストクリーンサービスのホームページ
同社は前期4億1000万円の売り上げ、その約3割がOB客からの受注となっている。現在、さらにOB客からの引き合いを増やすためにさまざまな方策を講じている。
まず工事後に行うのが1ヵ月、6ヵ月、12ヵ月後の無料の訪問点検。点検時期にはハガキでのアンケートも行い、例えば1ヵ月のアンケートでは工事対応への評価や意見を聞き、その情報はホームページに掲載している。
また、無料の訪問点検とは別に定期的にキャンペーンハガキを送付している。ただ、送り先は全員ではなく、可能性が高い顧客を選別して行っている点が特徴だ。
「ホームページ更新などを行う担当者がフリーソフトでリストを管理し、キャンペーンごとに顧客を抽出をしています」(蜂谷正雄社長)
先日行った防蟻工事の案内は過去5年以内に工事を行った人とマンションに居住している人を省き送付した。畳の部屋がある住宅や築年数別の選別などもできるため、効率的な販促活動につなげている。
ハガキの送付後は、専任で設けた女性アポインターが連絡。要望があった際には、OB訪問専任者に案件を引き渡す形だ。
「以前は担当した営業マンがそのまま担当したOB客のフォローをしていました。それですとタイムリーに対応できていないこともあるため、新しい形を作りました」(蜂谷社長)
今後は顧客別に、より細かい提案を行いたいと蜂谷社長は話す。
「工事後のアンケートで次回希望する工事に防犯やバリアフリーなどの回答をいただいています。それらの情報をもとに、顧客の要望に沿った提案をしていきたいと考えています」
2012年売上高は4億7000万円を計画。最近はポータルサイトを利用したPRも強化している。

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