WEBのみで、給湯器、トイレ、レンジフードなど、月間約100件の工事を受注しているのが、アンシンサービス24(愛知県名古屋市)の小林忠文社長だ。

▲「給湯器.com」と「トイレリフォーム」
受注1件につき広告単価5000円
同社の集客は完全にWEBのみ。ヤフー、グーグルで検索すると「給湯器 名古屋」「トイレリフォーム 名古屋」「レンジフード 名古屋」「ガスコンロ 名古屋」など同社が運営するサイトはほとんど上位検索される。ポイントはキーワードごとに「ランディングサイト」を作るということ。「給湯器.com」「ガスコンロ.net」などの専門ページを作り、それぞれをSEO対策するのだ。運営サイト数は数十サイトある。
サイトへの誘導から工事までの流れは、まず検索サイトからそれぞれのランディングページに入ってもらう。問い合わせはほぼ100%電話だ。1日の電話問い合わせは15件程度。年間約3500件以上となる。
「対象の商材を職人1人で30分以内に工事を終える、というのが基本です。給湯器、レンジフード、コンロ、トイレ、洗面化粧台、インターフォンなどに絞ってサイト作りをしています」(小林忠文社長)
最終的には、受注の約6割が電話相談のみで、4割が現場調査後の受注となる。サイトの表示も標準工事費込みのコミコミ価格にするなど、なるべく現場調査が不要なカタチにしたサイト作りを心がけている。
集客手法はWEBのみのため、月間の宣伝広告費は50万円程度。受注1件当たりに換算すると5000円と全国平均からみてもローコストの部類に入る。
「現在、同事業のFC展開をスタートさせ、第一号店が大阪で誕生しました。今後も全国での展開を視野に入れています」(同社長)

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