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《入居率アップにつながる賃貸リフォーム術》東都、学生発のアイデアで差別化

《入居率アップにつながる賃貸リフォーム術》東都、学生発のアイデアで差別化

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入居率アップにつながる賃貸リフォーム術

 築古の賃貸物件は、競争力の低下で入居者づけが厳しい。その上、人口減少による入居者の母数減少が重なり、リフォームでは差別化戦略が求められている。そんな中、築20年超えの賃貸物件、団地のリフォームでの差別化戦略は何が必要なのか。

【リポート/編集部 高田遥介】

3色の壁紙が選べる部屋

 競争力の弱った賃貸物件を独自のプランでリフォームして入居者増につなげる動きが出ている。約3万8000戸の賃貸物件を管理する東都(東京都狛江市)ではこのほど、定額の賃貸リフォームパックを発売。3つのデザインは全て駒沢女子大の学生によるもので、若い発想を生かして築古物件の空室減少を目指す。

東都 GREEN CHARGE ~緑の空間が私を癒す~

緑、青、黄色から選択

 このサービスでは、不動産オーナーがデザインを選び、税別45万円からリフォームできる。対象は、小田急線の登戸駅から町田駅までが中心で、築20~30年で1ルーム、20平米前後の「競争力が落ちつつある」(神奈川管理第1ユニット管理業務第1グループグループマネージャー・黒田成彦)賃貸物件だ。

 このリフォームパックの特徴は、女子大学生の手掛けたデザインを採用した点。選べるのは壁一面が緑、青、黄のいずれか3色だ。まず、「GREEN CHARGE~緑の空間が私を癒す~」では、壁にサンゲツ製の壁紙を張り、キッチン壁にはLIXIL製の緑色のモザイクタイルと、部屋全体を緑で統一。落ち着きをイメージした。一方、「あさが来た〜明日の自分を励ます部屋〜」は、リビングの壁面は青く、青い浴室壁には3M製を採用している。

東都 あさが来た〜明日の自分を励ます部屋〜

「LIVELY YELLOW~毎日に少しの刺激を~」は、黄色い壁と対照的に窓側にはモノクロの壁紙を採用し、刺激的なデザインに。 キッチンにはモザイクタイルを張っている。

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