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《アフターコロナの経営戦略》日本建築センター、SDGsが工務店救う

《アフターコロナの経営戦略》日本建築センター、SDGsが工務店救う

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採用、集客、経営課題克服に

 新型コロナウイルスの終息後、工務店に直面するさまざまな経営課題にはSDGs経営が有効ー。日本建築センター(東京都千代田区)はこのたび書籍「これからの工務店経営とSDGs」を発刊。人材採用や集客など工務店が直面する課題の解決にSDGsが有効と主張し、事例紹介を用いて取り組みを解説している。

日本建築センター 工務店が取り組むべきSDGsを解説している工務店が取り組むべきSDGsを解説している

優秀な人材を集めるために

 SDGsとは、2015年に国連で採択された、持続可能な開発に関する世界共通の目標。17のゴールがあり、2030年の達成が掲げられている。

 このSDGsに取り組むことに、工務店には3つのメリットが生まれる、と書籍発行に携わった同センター建築技術研究所小野宗良主任研究員は説明する。

 1つ目が、優秀な人材の採用と育成だ。SDGsに取り組む工務店は新規学卒者の共感を生み、採用活動にプラスの影響を与えている事例がある。福岡県福岡市の健康住宅は2018年8月からSDGs経営を掲げたところ、新卒応募がそれ以前に比べて2.5倍の150人まで増加した。

 小野主任研究員は「既に学校教育の中でSDGsを学んでいる世代が社会に輩出されている。工務店として、自社の取り組みを新卒にPRすることは、優秀な人材の採用と育成に向けた必須のテーマになっていく」と解説する。

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