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「中古住宅+リフォーム」受注強化オレンジハウス

「中古住宅+リフォーム」受注強化 オレンジハウス

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静岡を地盤とするリフォーム会社のオレンジハウス(静岡県静岡市)は、中古住宅仲介に合わせてリフォーム提案を行うビジネスモデルを強化する。中古住宅購入ユーザーを集客する専用サイトを立ち上げるなどし、リフォーム売上高も伸びてきている。

同社の不動産事業部では直近で月間約20件の中古住宅仲介実績があり、そのうち約10件がリフォームも合わせて契約に至っている。リフォームの平均単価はおよそ300万円で、この中古住宅に伴うリフォームだけで月商3000万円。同社では不動産仲介を伴わない、一般エンド向けのリフォームも手掛けており、前期ベースでトータル約8億円の売上高。最近は中古住宅に伴うリフォーム売上高の割合が増えてきており、さらにこの分野を強化していきたい考え。中戸川豊社長は「仲介数は1年前に比べて倍増しており、リフォームの売り上げも同じように伸びています」と話す。

オレンジハウス
不動産の新ウェブサイトの立ち上げも

同社ではさらに実績を伸ばすためにウェブサイトを強化する。現在はリフォームのメーンサイトの他に、「オレンジハウス不動産」、「静岡不動産買取センター」といった名称の中古住宅関連サイトを2種運営しており、これらのリニューアルを行う。さらに不動産買取査定のサイトを立ち上げる計画がある。サイトを通じて、不動産を売却したいユーザーと、中古を買ってリフォームしたいユーザーの集客を図る。

もう1つの強化策は、リノベーション物件の現場見学会。最近では毎週土日に、相談会「住まいの予備校」といったイベントやリノベーション物件のオープンルームを積極的に開催している。同社では住宅を探しているウェブ会員を約1000件抱えており、会員向けにメールでイベント案内などを行っている。今期についてはリフォーム、新築、仲介手数料などを含めて前年比約10%増の12億円を売上高目標としている。

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