千葉県の柏市と鎌ヶ谷市に2拠点を設ける山一ホームは売り上げが前年度比34%増の3億6300万円となった。
知久輝昭社長は増収の最も大きな要因を「顧客管理を強化したため」と話す。3年前から始めた工事後の点検とDM送付により従来売り上げの10%ほどであったOB売り上げ比率がこの1年で30%まで増加。契約率も55%から70%まで増えた。
「営業、設計、工事担当でチームを組み、工事後3ヵ月・6ヵ月・1年・2年の定期点検を行っています。こうした活動が徐々に実を結び始めました」(知久社長)。また、社員の提案力強化を進めており、この1年で平均受注単価が60万円から倍の120万円にアップした。
「今まではキッチンやトイレなど、単体のリフォームにこだわってきましたが、社員教育を行い提案型に切り替え始めました。例えば、打ち合わせの最中にパソコンで3D図面を作り、プレゼンができる仕組みを導入しています」(知久社長)
今期は新築事業も始めたことから前期の約2倍の売り上げとなる7〜8億円を目指す。中期計画では再来期にスタッフ数を現状の10名から32名に増やすとともに店舗数を5~6店舗まで拡大し、売上高15億円を目標にしている。

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