東京都足立区に拠点を置くブラスが約1年前から開始したWEB住設販売事業が好調だ。2011年度の売り上げは前年度の2.8倍となる2億6000万円を計上。今期さらに売上高を伸ばし、3億5000万円以上を計画している。

物販サイトで月800万円の売り上げ
同社が開設した物販サイトでは、キッチン、バス、洗面、トイレの水まわり商材が格安で販売されている。特に人気が高いキッチンは、例えばTOTOの商品で定価の60%オフと、価格の安さが大きな特徴だ。現在、同サイトの売上高は月間800万円、その6割が工事を伴わない、商品のみの販売だ。
「一番大事なことは、一般ユーザーの方から質問がきたときに、わかりやすい答えを提供できるかです。そのためにプレゼン、図面書きができる2名の女性を採用し、商品を入れた際の状況がわかるように、手書きの図面の提供を開始しました」(中野明彦社長)
エンドユーザーは商品寸法を見ただけでは、なかなか商品設置後を思い描けない。そのため時には寸法などを聞き、リフォーム後のイメージ図面を作成し送付するサービスを行うことにより「抱いていたイメージと違う」などといったクレームの防止にもつながっている。
また、物販を行うことが本業のリフォームにも良い影響を与えており、従来よりも安い価格で商品を提供できるようになった。
「価格競争力が高くなりましたし、現金でのやり取りなので、資金繰りが良くなりました。今後は人を増やしWEB販売で月に1000万円の売り上げにしたいと考えています」(中野社長)
現在のスタッフ数は9名(WEB販売3名、リフォーム6名)。近く3、4名の社員職人を雇い入れる計画だ。

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