新築住宅の設計とリフォームを行うアキ設計(神奈川県川崎市)は、今年最初のOB客向けの自社制作冊子「サロン・ド・アキ」を今月送付した。年一回のペースで送っており、2012年号は池上裕子社長のコラムを掲載している。冊子の手作り感が受け、OB客が同社を一般ユーザーに紹介する時にも使われる重要な営業ツールとなっている。

年1回のペースで発行する冊子
この冊子は3年前にOB客との関係を維持するために始められた。長い間手元に置いてもらいたいという思いから、テーマ決めから文章作成、写真撮影もすべて社員の手で行う。今号はリフォーム産業新聞で2010年4月から10月にかけて連載された「幸せな終のすみ家」を38ページにまとめた。
このコラムは実際に依頼を受けた戸建て住宅に住む高齢者姉弟のエピソードをまとめたもの。足を怪我して以来部屋に引きこもるようになった姉が、生き生きと生活できるリフォームを実現する3年間の奮闘が描かれている。
「このコラムには自社の理念が詰まっています。来年夏に事務所移転を予定しており、場所が移っても私たちは変わらないことをお伝えするために、これをお送りすることにしました」(池上社長)
アキ設計は6名の社員が在籍しており、5名が女性。平塚から都内までの地域に在住している50代以上が主な顧客。

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